政策ビジョン研究センター設立記念フォーラム

プレゼンテーションの総括(坂田一郎)

本日の議論を通じて明らかになったことは、社会的な課題を解決するためには、21世紀における「知の爆発」と「細分化」を踏まえ、知識を横断的・俯瞰的に捉えて統合する仕掛けが必要であること。分野横断的な研究ユニットの組成、国際的な共同研究ネットワークの構築、知の構造化のような新たな手法の活用、説得的で学術的に精査されたデータ・ファクトの提示等が求められている。また、東京大学が課題解決に向けて行動しうる具体的分野として、安全保障政策、イノベーション・システム改革、テクノロジーアセスメント、医療政策、ジェロントロジー、サステナビリティ、海洋アライアンス等、様々なものがあることが明らかとなった。