国際フォーラム 北東アジア安全保障の構築に向けて 09/07/04
Towards a Northeast Asian Security Architecture
【趣旨・目的】
オバマ政権の誕生とともに安全保障に関する新たなイニシアティブが生まれる一方、東アジアにおいては、北朝鮮核実験に端的に見られるような危機が続いています。この危機を前にして、どのような選択があるのでしょうか。既存の同盟によって、どこまで、どの程度、危機への対処が可能なのか。アメリカによる東アジアへのコミットメントはどのように変わってゆくのか。米中、さらに日中関係における共通の基盤をどのように支えることができるのか。日本政府の選択は何か。難問山積というほかはありません。
東京大学では、現代世界の政策的課題に答えるため、大学内のシンクタンクとも呼ぶべき機関として、昨年、政策ビジョン研究センターを設立いたしましたが、このたび、センターの活動の一環として、マッカーサー財団の「アジア安全保障イニシアティブ」事業から支援を受け、カリフォルニア大学・延世大学と共同で、北東アジアにおける多国間安全保障協力の将来と題する共同研究に着手いたしました。その第1回会合を東京で開催するのを機会に、プロジェクト主要メンバーを集めて公開フォーラムを開催いたします。
参加者は、国外からはトラック2レベルの6カ国協議を主催して参りましたスーザン・シャーク教授、中国外交への提言によって知られる朱鋒教授、韓国を代表する国際政治学者であると共に李政権のブレインとしても知られる李正民教授、日本国内からは日本国際政治学会理事長の田中明彦教授に、国連大使として北朝鮮問題についても取り組まれた北岡伸一教授です。いずれも第一人者ばかりと自負しております。 皆様にはご多忙のところお時間を頂戴して誠に申し訳ございませんが、ぜひこの機会をお見逃しになることなくおいでいただけますよう、伏してお願い申し上げます。ご来場をいただけますことを心より願っております。
政策ビジョン研究センター 安全保障研究ユニット責任者
藤原帰一 (東京大学法学部教授)
【日時】 | 2009年7月4日(土)午後2時から午後5時まで (午後1時30分受付開始) 司会 藤原帰一 (Kiichi Fujiwara) 東京大学教授 |
【場所】 | 東京大学福武ホール ラーニングシアター(地下2階) |
【主催】 | 東京大学政策ビジョン研究センター |
【共催】 | 東京大学公共政策大学院(第47回公共政策セミナー) |
【定員】 | 100名程度 |
※たくさんのご来場、誠にありがとうございました。当日の開催報告はこちらへ。
パネリスト
スーザン・シャーク (Susan Shirk) カリフォルニア大学サンディエゴ校教授
田中明彦 (Akihiko Tanaka) 東京大学理事・副学長
李正民 (Chung Min Lee) 延世大学教授
朱鋒 (Zhu Feng) 北京大学教授
北岡伸一 (Shin'ichi Kitaoka) 東京大学教授(元国連大使)
アクセスマップ(福武ホール)
最寄り駅からの所要時間
○ 都営大江戸線 本郷三丁目駅 徒歩7分
○ 東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目駅 徒歩8分
○ 東京メトロ千代田線 湯島駅 徒歩20分
○ 東京メトロ南北線 東大前駅 徒歩10分