金融リスク管理の研究
リーマン・ショック、欧州ソブリンデットクライシスや東日本大震災から何を学ぶか
※こちらのシンポジウムは定員に達したため、募集を締め切りました。
たくさんのお申込み、誠に有難うございました。
※プレゼンデータは前日までにサイトに掲載する旨、ご案内しておりましたが、資料は当日配布のみとなりました。大変申し訳ございません。
趣旨
我が国は、10年以上前、国内発生型の日本型金融危機を経験した。また、4年前、サブプライム・ローン問題の顕在化やリーマン・ショックに表象される世界的金融危機を経験した。さらに、1年半前、東日本大震災も経験した。今は、EUの動向が世界の耳目を集めている。いったん、金融危機が発生した場合の影響の甚大さは、計り知れないものがある。
金融システムは、グローバルに相互依存性を高めながら発達してきている。また、実体経済との深い結びつきを持っている。金融システムに対するリスクは、内外の金融システムからのみならず、幅広く、他の社会状況や自然災害などからも生じうる。一方、リスク自体が、時の推移とともに、姿・形を変えていく。過去の世界中のバブルも、少なからず、姿・形を変えて現れた。その中で、どこに着眼し、どこまでを視野に入れるかということ自体が容易な課題ではない。
こういった中で、実務者と研究者の方をお招きし、表題のシンポジウムを開催することとしたい。リスク管理には、事前のリスク管理と事後の危機管理の二つの面があると思われる。実務者からは、これまでの経験から学び考えることを、それぞれの視点から述べていただくこととしたい。その上で実務者と研究者との建設的な対話の場を設けることとしたい。テーマを最初から細かく絞り込むことはしないが、こういった議論を通じて、理論面、実務面での課題の発掘と方向性や対応策を見出していくこととしたい。
【日時】 2012年10月25日(木) 14:00〜17:00 (13:30 開場)
【場所】 伊藤謝恩ホール(伊藤国際学術研究センター内 地下二階)
【主催】 東京大学政策ビジョン研究センター
※入場無料・事前申込制(定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。)
プログラム
14:00〜14:05 開会挨拶
城山英明 政策ビジョン研究センター長
14:05〜14:45 基調講演 「金融危機と財政危機 (仮題)」
武藤敏郎 大和総研理事長 (元財務事務次官、元日銀副総裁)
14:50〜15:30 基調講演 「リスクとの共生を考える(仮題)」
瀬谷俊雄 株式会社企業再生支援機構 代表取締役社長 福島県商工会議所連合会 会長
株式会社東邦銀行 相談役(一般社団法人全国地方銀行協会 元会長)
15:30〜15:40 小休憩
15:40〜16:40 パネル・ディスカッション
パネリスト
武藤敏郎 大和総研理事長
瀬谷俊雄 株式会社企業再生支援機構 代表取締役社長
池尾和人 慶応大学経済学部教授
柳川範之 東京大学経済学部教授
城山英明 東京大学政策ビジョン研究センター長
司会
三國谷勝範 東京大学政策ビジョン研究センター教授
16:55〜17:00 クロージング
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