東京大学政策ビジョン研究センター・GSDM主催講演会
第47回GSDMプラットフォームセミナー
東京大学公共政策大学院 第80回公共政策セミナー
グローバルエネルギーの潮流
【日時】 | 2015年2月17日(火)14:20- |
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【場所】 | 東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター地下2階 伊藤謝恩ホール |
【言語】 | 日本語・英語(同時通訳あり) |
【主催】 | 東京大学政策ビジョン研究センター (PARI) 東京大学 Global Leader Program for Social Design and Management (GSDM) |
【共催】 | 東京大学公共政策大学院 (GraSPP) |
【後援】 | 東アジア・ASEAN経済研究センター (ERIA) |
趣旨
昨年11月、国際エネルギー機関(IEA)により「世界エネルギー展望WEO 2015」が発表された。原子力やサブサハラアフリカのエネルギー見通し等を主たるテーマとした今回のWEOは、世界経済の先行きや中東諸国の地政学などに関する不透明性等のためか例年にも増して注目を浴びている。WEOでは従来2030年までの展望を示してきたが、今回は初めて2040年までの展望を試算しているだけでなく、ウクライナにおける紛争や中東における混乱などを踏まえてエネルギー市場に対する強い危機感も示されているという特徴がある。さらに、原子力を大きな柱としていることに加え、天然ガス市場や再生可能エネルギーの状況にもしっかりした分析を行うなど日本に対するメッセージも多い。
一方で、世界経済の先行きが依然不透明な現在、世界の原油市場は大きな変動を見せており、このことがまた経済に大きな影響を与えつつある。アジアにおいても、中国経済の減速が明らかになってきており、インドやインドネシアなど従来順調に成長を遂げてきた経済に誕生した新政権も早速大きな試練に直面している。このような中、今年はいよいよASEANの経済統合(AEC)がスタートするなど、アジアにおいてもエネルギーを巡る環境は大きな転換点にある。
本講演会は、WEOの責任者であるファティ・ビロール博士をお招きし、直近のエネルギー動向等も踏まえ、率直にアジアを含むグローバルエネルギーの現状と展望についてお話しいただくものである。同時に本学の専門家の洞察等を踏まえて、パネルディスカッションやフロアとの質疑応答を通じて、アジアを中心とするグローバルなエネルギー状況や政策的な含意、さらにはわが国への影響などに関する理解を深める機会としたい。
プログラム(仮)
13:00- | 受付 |
14:20- | 開会挨拶 城山 英明(東京大学 公共政策大学院 院長、法学政治学研究科教授) |
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14:30-15:15 | 基調講演「グローバルエネルギーの潮流」 ファティ・ビロール博士 (国際エネルギー機関(IEA) 首席エコノミスト) |
15:15-15:40 | パネル・ディスカッション モデレーター 芳川 恒志(東京大学 公共政策大学院/政策ビジョン研究センター 教授) パネリスト 田中 伸男(東京大学 公共政策大学院 教授、前IEA事務局長) 坂田 一郎(東京大学 政策ビジョン研究センター センター長、工学系研究科教授) 木原 晋一(経済産業省 資源エネルギー庁 国際課長) |
15:40-16:00 | 質疑応答 |
16:00-16:15 | 閉会挨拶 |