ナノテクノロジーイノベーション研究ユニット主催講演会
ナノプローブを用いたバイオセンシン技術の開発および細胞間miRNA分析への応用
【日時】 | 2015年9月11日(金)11:00-12:00 |
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【場所】 | 東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター3階 特別会議室 地図 |
【言語】 | 日本語・英語 |
【主催】 | 東京大学政策ビジョン研究センター (PARI) ナノテクノロジーイノベーション研究ユニット |
【参加費】 | 無料 |
参加申込方法: | 9月10日(木)までに件名「9月11日講演会申込」にて①お名前②ご所属を記入の上、 メール(info@ipr-ctr.t.u-tokyo.ac.jp)までお申し込みください。 |
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趣旨
microRNA(miRNA)はバイオマーカーとして、疾病の診断予測、遺伝子治療、さらに創薬ターゲットとしてさまざまな応用が期待されている。分子サイズが小さく、存在量が僅か、加えて、配列類似性も高い等の難しさがあるため、miRNAを正確に検出するには高感度且つ高識別力を持つ高性能性プローブの開発が重要な研究課題となっている。演者らの研究グループは、機能性ナノ材料をプローブとして用い、電気化学的又は分光光学的な検出手段と組み合わせることにより高感度と高選択性を同時に持つ高性能性バイオセンサーを開発した。miRNAのinvitro分析、遺伝子デリバリ、細胞撮像および細胞間のmiRNA検知を具体応用例として用い、ナノプローブを用いた高性能性バイオセンシン技術について紹介する。
プロフィール
Dr. Haifeng Dong
2011年、南京大学で博士号を取得。同年、北京科技大学の講師に就任。2012年〜2013年まで米国ピッツバーグ大学で研究員をつとめ、北京科技大学の教授となり、現在、2015年7月から2ヶ月間、京都大学の客員教授として同大学で研究をしています。研究分野は機能性ナノ物質のDNAバイオセンサーへの応用、細胞間マイクロRNA ならびに先進燃料電池促進剤のイメージ分析です。これらの業績は1000回以上も文献引用され、最も引用数が多かった論文は323回にもあげられます。
その目覚ましい研究業績により、2012年の江蘇省最優秀博 士論文100に選ばれ、2013年には中国最優秀博士論文100の候補にも選ば れました。2013年には中国教育省の第一級自然科学賞を受け、2014年には中国 装置分析協会の第一級科学技術賞を受賞しました。
プログラム
10:45- | 受付 |
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11:00- |
開会挨拶 古月文志(東京大学政策ビジョン研究センター 特任教授) |
11:00-11:45 |
基調講演 「ナノ物質を機能場として用いたバイオセンサーの開発と細胞間マイクロRNA分析への応用」 ハイフェン・ドン教授 (中国北京科技大学教授、京都大学人間・環境学研究科客員教授) |
11:45-12:00 | 質疑応答 |
12:00 | 閉会挨拶 |