大学評価及び評価活動の現状と課題
2012年7月
このワーキングペーパーは2012年に、東京大学政策ビジョン研究センターの研究成果として取りまとめたものです。全文は下記PDFをご覧ください。
1. 本稿の趣旨
国立教育政策研究所では、東京大学政策ビジョン研究センターとの共同研究として、平成 23 年度科学研究費補助金特別研究促進費(2年間)の配分を受けて、「学術振興施策に資するための大学への投資効果等に関する調査研究」を実施している。本稿は、その調査研究の一環として、日本の大学評価制度及び国内外の主要な大学評価活動について、その趣旨・性格及び趣旨・性格に基づく相互の位置付けを整理するとともに、評価の内容、特に大学教育に関する評価の内容を分析し、その全体を考察することによって、大学に対する資源投入を確保する観点から大学の社会的効用、とりわけ大学教育の社会的効用を理論的に明らかにし、可視化する上での示唆を得ようするものである。
このことについて、以下2.から4.において詳しく論じる。