医療イノベーションワークショップ キックオフ
医療イノベーションにおけるハーモナイゼーションの展望
趣旨
医療イノベーションの推進のために、グローバルなハーモナイゼーションの重要性が広く認識されるようになってきました。たとえば、米国では2011年10月に「バイオメディカルイノベーションの推進」と題する報告書をまとめて、ハーモナイゼーションをさらに進めています。その背景には、より複雑でさまざまな医療関連製品が150を超える国、13万を超える輸入業者、30万を超える海外の工場を介して米国に流入していることにあります。臨床試験も、さまざまな国で行われるようになってきました。米国では、もはや米国内外の製品を区別するような時代ではなく、どうやって製品の安全性を確保しつつ、より早く優れた製品を臨床現場と国民に届けるのかが、医療イノベーションの鍵となっています。欧州でも、医薬品等の承認の場面や、原薬メーカーの調査の場面で、よりよい規制のために情報共有が進められています。医療機器については、2011年2月にGlobal Harmonization Task Force on Medical Devices, GHTFというハーモナイゼーション推進フォーラムの役割を引き継ぐ形で、国際医療機器規制当局フォーラムが設立されました。
今回のワークショップでは、GHTFの設立委員であるマイケル・グロップ氏をお招きして、医療イノベーションにおけるハーモナイゼーションの意味を再確認し、わが国で取り組むべき課題についてより明らかにしたいと考えております。パネルディスカッションでは、松本洋一郎東大理事・副学長(内閣官房医療イノベーション推進室長)にも加わっていただきます。
【日時】 2012年4月13日(金)10:00-12:00(開場9:30)
【場所】 伊藤謝恩ホール(伊藤国際学術研究センター内 地下二階)
アクセス→ http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html
【主催】 東京大学政策ビジョン研究センター
【共催】 東京大学公共政策大学院
※基調講演後の日本語要約あり
※入場無料・事前申込制
プログラム
10:00-10:10 開会挨拶
樋口範雄 東京大学大学院法学政治学研究科 教授
10:10-10:40 基調講演 「医療機器分野における規制のハーモナイゼーションの展開(仮)」
Mr. Michael Gropp (GHTF)
10:45-11:50 パネルディスカッション
モデレーター
林良造 東京大学公共政策大学院 客員教授
パネリスト(50音順) | |
大西昭郎 城山英明 松本洋一郎 三村まり子 山本晴子 | 東京大学公共政策大学院 客員教授 東京大学政策ビジョン研究センター センター長、公共政策大学院副院長 教授 内閣官房医療イノベーション推進室長、 東京大学大学院工学系研究科 教授 ノバルティスファーマ・ホールディングスジャパン 取締役法務・知的財産統括部長、 弁護士 国立循環器病研究センター研究開発基盤センター先進医療・治験推進部 部長 |
11:50-11:55 質疑応答
11:55-12:00 閉会挨拶
会場地図
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