「成長戦略第二弾スピーチ」に関して

東京大学政策ビジョン研究センター教授
坂田 一郎

※5月17日(金)夕刻、安倍総理が「成長戦略第二弾スピーチ」を行いました。当日のNHK「ニュースウオッチ9」の中で、これに関する坂田教授のコメントが放送されました。下記はその内容説明です。

NHK「ニュースウオッチ9」 2013/5/17(金) 教育:PM21:00-

今回の成長戦略のスピーチは、政権が掲げる目標である「チャレンジ」、「オープン」、「イノベーション」に添って、速やかに「アクション(行動)」に移すべき方策について、国民に語りかけたものですが、従来の戦略と比較して、非常にわかりやすいものとなっていると評価出来ます。また、経済に浮揚感が漂い、企業も重かった腰を上げつつある現在は、戦略を打ち出すタイミングとして好機であると考えられます。

今後、政策の実施に向けて、具体的な「ロードマップ」や政策手法の明示が必要な段階に入りますが、17日のNHKでは、OECDイノベーション戦略 2010 の中で、政策が実効性を持つためには「政策の安定性や予見可能性が必要」と指摘されていることを踏まえ、「今後、施策が具体化に近づくにともなって抵抗や反論が出てくる。政権がぶれずに、この方針で政策を実行するかどうかを国民や企業はみな見ている。」とのコメントをしました。


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