国際シンポジウム『食品安全規格の国際調和とその課題—コーデックス委員会の役割』

EPA=時事

開催報告

【日時】2014年11月8日(土) 9:30-12:30
【場所】東京大学本郷キャンパス 小柴ホール
【定員】170名前後
【言語】日本語・英語(同時通訳あり)
【参加対象者】産業界、消費者団体、一般消費者、学識経験者、学生等
【参加費】無料(公開)
【主催】厚生労働科学研究費補助金「国際食品規格策定プロセスを踏まえた食品 衛生規制の国際化戦略に関する研究」、東京大学政策ビジョン研究センター、東京大学公共政策大学院
【後援】農林水産省

開催趣旨

食品安全の確保は重要課題である。食品がグローバルに流通し、輸入に依存する日本にとって、国内の管理体制やアプローチが国際的にも整合性をもつことは重要である。国際組織における国際規格策定の動き、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)のような地域レベルでの展開、及び二国間での交渉等、様々な動きが活発化するなかで、WTO(世界貿易機関)のSPS協定(衛生植物検疫措置の適用に関する協定)において食品安全に関する国際規格と定められたコーデックス規格はますます重要になってきている。

しかしながら、コーデックス規格の内容についても、その作成過程についても、広く認識されているとは言い難い現状にある。そこで、本シンポジウムでは、実際にコーデックスの現場において活躍する、コーデックス事務局のアンナマリア・ブルーノ氏や、本年コーデックス副議長に日本から選出された辻山弥生氏等から、最新のコーデックスにおける活動やその課題の現状について紹介してもらうことにより、コーデックスの認知度を上げるとともに、日本にとってのコーデックスの意義に関して広く一般に周知することを目的とする。

プログラム(仮)

司会進行:松尾真紀子(東京大学公共政策大学院、東京大学政策ビジョン研究センター 特任研究員)

開会挨拶
豊福肇(山口大学 共同獣医学部 教授)
基調講演
1.Ms. Annamaria Bruno(コーデックス事務局)「Codexとは」 発表資料
2.辻山弥生(農林水産省調査官、コーデックス副議長)「国際交渉とCodexの関係」
3.Mr Pisan Pongsapitch(農業コモディティおよび食品規格基準局執行委員会副長 発表資料
官)「タイにおけるコーデックス対応及び国内食品規格への適用」
各部会報告
1.CCFA(コーデックス食品添加物部会)の動向 阪本和広(農林水産省) 発表資料
2.CCFH(コーデックス食品衛生部会)の動向 豊福肇(山口大学 共同獣医学部教授) 発表資料
パネルディスカッション