【新NEDO社会連携講座(知的資産経営研究講座) | Intellectual Asset-Based Management Research and Education Program】企業の保有する特許や技術ノウハウなどの知的資産が、その企業の競争力や収益につながるためには、競争力の源泉であるクローズ領域と、技術のブローバルな普及のためのオープン領域を適切に切り分けたしっかりした企業戦略が必要です。本講座の活動は、これらの企業の知的資産マネジメントの具体的実践についての研究、及び、新興国等における知財・標準・イノベーションに関する研究を行い、その成果を、東京大学における教育に生かしていくことと同時に、公開講座等を通じて広く社会への普及を図っていくことを目的として行われています。

知的資産経営研究プロジェクト(2011年10月〜2012年9月)

本研究プロジェクトは、2007年10月〜2011年9月まで4年間設置されていた「東京大学知的資産経営総括プロジェクト」を継承する成果普及プロジェクトとして、2011年10月に駒場キャンパス連携研究棟に設置されました。研究内容は、サービス産業分野の企業や、ハイテクベンチャー企業における知的資産マネジメントについて研究を行うことを目的としてしています。

具体的には、

  1. 企業価値を生み出し知的資産を最大化する企業のマネジメントについて研究を行う。
  2. 上記で得られた研究成果を体系化し、定期的にシンポジウム・公開セミナー等を行う。

この2つの活動を行っていきます。

この活動によって、優れた知的資産マネジメントを実現する企業経営のあり方についての特徴ある先進的研究を実施し、新しい領域の研究分野の開拓と、大学院および学部学生、さらには一般社会人に対する教育と人材育成に役立てることが期待されます。

開催したセミナー情報

2012年1月31日開催 「新ビジネス塾スタート」
2012年2月7日開催 「国際標準化、スマートフォン、アジア、世界に広がる特許争奪戦の行方」
2012年2月14日開催 「下町ロケット的かシリコンバレー流か?中小企業とベンチャー企業の最近のマネジメント」
2012年2月21日開催 「国際標準化、スマートフォン、アジア、世界に広がる特許争奪戦の行方」
2012年2月7日開催 「無線通信分野の国際競争力を考える」
2012年2月28日開催 「スマートグリッド、標準化イニシアティブの行方」
2012年3月6日開催 「イノベーターの知財マネジメントとは」