政策提言の方向性について
2009/8/3
政策ビジョン研究センター 知的財産とイノベーション研究ユニットでは、2009年6月に東京大学・京都大学合同で開催しました国際シンポジウムにて、「未来を創造する特許制度のための15の提言」 を発表しました。今回はこの共同提言について、両大学の考え方と具体的対応を公表することにいたしました。
現在、この提言を受けて特許庁では、仮出願制度の導入の検討が開始しており、研究者の視点から特許制度のあり方を議論する「大学の特許を考える研究会」も発足しています。
また、15提言の8番目に掲げられた、<3Dインターネットに代表される近未来のニーズに対応した知財制度の研究>については、2009年7月、「仮想世界を法を考える研究会」という形で、当センター知的財産とイノベーション研究ユニット内に、新しく研究会が立ち上がりました。
真にイノベーションを促進するための制度はどうあるべきか。研究成果を踏まえた更なる議論が深まることを期待します。