政策提言の方向性について
「シルバーニューディール」でアクティブ・エイジング社会を目指す

2010/04/07

当センターと有志企業11社(産業競争力懇談会)は、来るべき超高齢社会に向けたイノベーションと内需振興について、政策提案を検討する研究会(活力ある高齢化社会に向けた研究会)を昨年8月に発足させ、約半年の成果として、中間提言(「シルバーニューディール」でアクティブ・エイジング社会を目指す)をとりまとめました。これは政策形成について、産学が協働する新たなアプローチの試みでもあります。

本提言では、高齢化社会の課題として「アクティブ・エイジング都市・生活モデルの創生」を主題に置き、4つの軸で期待される未来(4つのフロンティア)を展望し、その実現を阻む5つの壁、壁を乗り越えるための21の主要政策についてまとめています。また、高齢者標準社会作りの一助とすべく、11社の企業が構想する13の具体的なアプローチを、アペンディックスとして整理しました。

今後は「アクティブ・エイジング都市・生活モデル」の実証実験や、クリニカルデータの高度活用等、本提言を踏まえた具体的なプロジェクト展開を図っていく予定です。

政策ビジョン研究センター長
森田 朗