- 「グローバルヘルス・ガバナンスの再構築-G7への提言」
2014年に西アフリカ諸国で生じたエボラ出血熱は、それへの対応が遅れたために、人道的・経済的・政治的危機を引き起こしました。公衆衛生・保健の問題は、2015年に採択された「持続可能な開発目標(SDG)」の目標の一つになっています。また、感染症の蔓延、テロによる生物化学兵器等の使用、難民問題による国際的な人の移動など関連する課題も多いです。
こちらは、複合リスク研究ユニットによる、5月26・27日に開かれる伊勢志摩サミットに向けた、G7各国に対するグローバルヘルス・ガバナンスの再構築に関する政策提言です。
公衆衛生・保健の実態把握のための情報基盤の整備が不十分で、国際保健規則で求められているコアキャパシティ(危機管理対応上必要な能力)の確保や通告義務が徹底されていないため、IHRが加盟国で確保されるよう、G7がWHOとともに働きかける必要があります。
>政策提言「グローバルヘルス・ガバナンスの再構築-G7への提言」