2016年04月のアーカイブ
岸本充生特任教授の記事が掲載されました
- 「安全とは作法である――エビデンスを尋ねることから始まる新しい社会」
- 岸本充生特任教授の記事がウェブメディア α-Synodos vol.194+195「特集:安全のはかり方」に掲載されました。
私たちはなぜ科学で決められた基準値を疑わないのか、本当に安全は過去の実績で判断できるのか。リスクにまつわる誤解と安全の本質に迫ります。
岸本充生特任教授が日本科学未来館の常設展「100億人でサバイバル」を監修しました
日本科学未来館は、2016年4月20日(水)に常設展をリニューアルオープンしました。
この中の新展示「100億人でサバイバル」を岸本充生特任教授が監修しています。
- 「100 億人でサバイバル」の監修にあたり、2つのポイントを強調しました。
1つは社会との関係です。地震と震災と2つの言葉があるように、ハザードである地震は、人々や建物が存在し、かつ、脆弱性がある場合に、震災となります。従来の科学はハザードが発生する仕組みに注目しがちですが、社会システムとの関係を強調しました。既知のハザードでも社会が変化すれば、未知の被害を引き起こします。
もう1つは地震や津波といったすでに関心が高いハザードだけでなく、太陽フレアやカルデラ噴火といった自然災害、新たな感染症や大規模テロといった、多様なハザードを扱っている点です。日本では事件・事故が起きてから対策がとられることが多いのですが、未然防止にもっていくためには「オールハザード」アプローチが必要です。
見どころの1つが、赤い「ハザード玉」を使って、地球上に起こる、火山噴火、感染症の発生、大地震、CO2発生様々なハザードが社会に被害をもたらす仕組みを表した機械仕掛けの大型模型です。