2015年03月のアーカイブ
第1回 レジリエンス政策研究会 開催概要
- 議題:「緊急事態における我が国の危機管理体制と危機管理の課題」
- 日時:2014年4月22日 18:00〜20:00
- 会場:東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター3F 特別会議室
- 講師:伊藤哲朗氏 東京大学客員教授・元内閣危機管理監
『AERA』2015年3月9日号掲載
本日発売の朝日新聞社『AERA』(3月9日号)「リスク社会を生きる」特集にて、第二回リスクランドスケープ調査における50項目のリスク要素、および岸本充生特任教授への取材が掲載されました。
リスクランドスケープ調査については研究テーマ紹介にて解説を掲載しております。
また、現在、リスク項目を34に絞って誰でもウェブ上で簡単に自分自身のナショナルリスク・ランドスケープを描いてみることができる作成ツールを用意しました。ぜひ参加して回答してみてください。
(実施中のアンケートページはこちら)
複合リスクのガバナンスに向けて(3)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(1)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(2)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(3)
ナショナルリスクを評価する
ナショナルリスクを俯瞰し、重要なリスク群を同定したら、それらのリスクを利用可能なデータや情報に基づいて、多面的にプロファイリングすることが次のステップである。現在、米国や英国を始めOECD加盟国を中心に15ヶ国で、オールハザードを対象としたナショナルリスクアセスメントが政府機関で実施されている。
複合リスクのガバナンスに向けて(2)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(1)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(2)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(3)
日本のリスクを俯瞰する
今後10年程度(2025年まで)を展望したとき、日本のナショナルリスクとして考慮すべきリスクを洗い出し、これらのリスクの発生可能性と影響度、リスク間の相互関連性などについて、有識者の認識を可視化するため、平成26年3月の予備的調査を踏まえ、同年8月にWebアンケート調査(有効回答者数169名)を実施した。
複合リスクのガバナンスに向けて(1)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(1)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(2)
- 複合リスクのガバナンスに向けて(3)
我々の社会経済活動は、様々な技術システムに支えられながら、広域そしてグローバル且つ重層的に繋がり合っている。そして、我々は、地震、洪水、台風、津波、火山噴火、異常気象や人・獣感染症の広域流行といった自然起因のハザード、重要インフラ施設での重大事故や施設事故による放射性物質・有害化学物質・生物学的物質の放出・汚染といった技術起因のハザード、サイバー攻撃や重要施設・機能集積エリアへの物理的破壊攻撃といった人的行為起因のハザードなどに常に晒されている。そのため、ひとたびある分野で重大なリスクが顕在化すると、それは時間的、空間的な拡がりをもちリスクの連鎖を引き起こし、ひいては直接的、間接的に国家の成長や国民生活への深刻な障害となる可能性がある。