【開催報告】食・農分野におけるゲノム編集に関する米欧の現状

  • 松尾真紀子
  • 2月3日に開催されました国際シンポジウム「食・農分野におけるゲノム編集に関する米欧の現状」の開催報告を掲載しました。
2017年2月3日、東京大学本郷キャンパス(大和ユビキタス学術研究館)にて、食・農分野におけるゲノム編集に関する欧米の現状に関する国際シンポジウムを開催した。昨今、医学、農業・食品等様々な分野でゲノム編集技術の適用に対する期待が高まっている。こうした期待とともに、その管理・規制のあり方を巡る議論もなされている。本シンポジウムは、特に食・農分野における実社会への導入における現状と課題を欧米等の議論を踏まえて、国際調和を念頭に議論することを目的として開催した。 まず米国と欧州の状況に関する基調講演が行われた。当初米国については、ノースカロライナ州立大学(North Carolina State University, USA)のジェニファー・クズマ(Jennifer Kuzma)氏が登壇予定であったが、急きょご本人の都合により参加できなくなったことから、司会の松尾真紀子(東京大学政策ビジョン研究センター・特任助教)が本人の承諾を得て、「ゲノム工学からゲノム編集へ:米国のガバナンスの観点から(From Genetic Engineering to Gene Editing: U.S. Governance Perspective)」を自らの解釈に基づき紹介した…

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