シンポジウム
国民皆保険制度下のデータヘルスによる健康課題の可視化
ー少子高齢社会におけるイノベーションの起点ー
- 【日時】
- 2018年6月27日(水)15:00 - 17:00(14:30開場)
- 【会場】
- 東京大学 伊藤国際学術研究センター地下2階 伊藤謝恩ホール 地図
- 【主催】
- 東京大学政策ビジョン研究センター データヘルス研究ユニット
- 【後援】
- 厚生労働省、健康保険組合連合会、全国健康保険協会
- 【備考】
- 入場無料
お問合せ:東京大学政策ビジョン研究センター データヘルス研究ユニット
TEL:03-5841-0934
シンポジウム概要
東京大学政策ビジョン研究センター データヘルス研究ユニットでは、2018年6月27日
に「国民皆保険制度下のデータヘルスによる健康課題の可視化―少子高齢社会におけるイノベーションの起点-」と題したシンポジウムを開催した。
本シンポジウムは、2018年1月に発足したデータヘルス研究ユニット主催の第1回目シンポジウムであり、データヘルスの最新の動向と当ユニットの研究を発信することを目的に実施されたものである。
当日は伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールに、医療保険者、企業人事関係者、自治体、ヘルスケアサービス事業者、大学関係者等、約300名が参加し、本テーマに対して参加者の高い関心が感じられた。
シンポジウム冒頭で、副学長 渡部俊也による開会の挨拶が行われた後、特別講演1として、厚生労働省保険局保険課長 安藤公一 氏より「第2期データヘルス計画の本格稼働」と題した講演が行われた。
安藤氏からは、保険者によるデータヘルスの取り組み状況、健康スコアリングの、健康経営やコラボヘルス、日本健康会議、保険者インセンティブ(後期高齢者支援機の加算・減算制度)の概要や取り組み状況について報告された。
特別講演2では、健康保険組合連合会 保健部長 小松原祐介 氏より「データヘルスを活用した保険者機能の発揮」と題した講演が行われた。
小松原氏からは、データヘルスの発想を活用した保健事業の展開やデータヘルスポータルサイトを活用した第2期データヘルス計画の実施状況、コラボヘルスを通じた健康経営の推進、健康保険組合の使命等について報告された。
東京大学からは、特任教授 古井祐司がデータヘルス研究ユニットの紹介として、「少子高齢社会の課題解決を目指すデータヘルス研究」と題し、データヘルス研究の基本理念、当ユニットで取り組んでいる研究の現況や今後の展開について報告した。
続くセッションでは、特任准教授 井出博生から、「『人事』×『健保』のコラボヘルス実践」と題し、当ユニットが実施した企業の人事担当者を対象としたワークショップの実践結果を報告した。当該ワークショップに参加した3名を交えたパネルディスカッションでは、データヘルスの活用や健保との連携の感想や、自社での健康づくりの取り組み等について意見交換が行われた。