日仏における「健康経営」を通じた組織の全体最適の実現
- 【日時】
- 2016年10月20日 14:00 - 16:30 (13:30開場)
- 【会場】
- 東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
- 【主催】
- 東京大学政策ビジョン研究センター 健康経営研究ユニット
- 【後援】
- 厚生労働省、経済産業省、日本経済団体連合会、東京商工会議所、
健康保険組合連合会、全国健康保険協会
*本シンポジウムは、公益財団法人ファイザーヘルスリサーチ振興財団 第24回ヘルスリサーチ研究助成(国際共同研究)により開催されます
- 【備考】
- 参加費:無料
お問合せ: 東京大学政策ビジョン研究センター 健康経営研究ユニット 事務局 ℡. 03-5841-0934
- 【言語】
- 日仏同時通訳付き
シンポジウム概要
東京大学政策ビジョン研究センター健康経営ユニットでは、2016年10月20日に「日仏における「健康経営」を通じた組織の全体最適の実現」と題したシンポジウムを開催した。
本シンポジウムでは、「健康経営」(Health and Productivity Management : HPM)の枠組のもとで、組織の健康関連総コストの推計、生産性と健康リスクの関連性等の検討により健康リスク構造を可視化し、その縮減・改善を通じた組織の全体最適の実現について、共同研究を行っているフランス・リール第1大学より研究者を招聘し、日仏国際比較研究の成果報告と、日本の保険者によるデータヘルスを活用した事例報告を実施した。
当日は伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールに、企業の人事・経営企画関係者、医療保険者、研究者等、約160名が参加した。
シンポジウム冒頭で、健康経営研究ユニット尾形裕也特任教授により、開会の挨拶にあわせて健康経営研究ユニットにおける調査研究活動が紹介された。
基調講演は、フランス リール第1大学 Sebastien Richard准教授より「Working conditions,health and sickness absens/presence in France(フランスにおける職場環境、健康とアブセンティーイズム/プレゼンティーイズム)」と題して行われた。
セッション1では、東京大学とリール第1大学でおこなっている共同研究について、それぞれの研究内容の結果が紹介された。
東京大学からは津野陽子特任助教より健康リスク生産性指標と仕事特性・健康リスクの関連について、渋谷克彦順天堂大学医学部総合診療科助教より病院職員における労働生産性(プレゼンティーズム、アブセンティーズム)と心理社会的要因との関連について研究報告が行われた。
また、リール第1大学のBenjamin Huver准教授から「How to measure health and productivity in the workplace?(職域における健康と生産性をどのように測定するか?)」と題したフランスでの研究報告が行われた。
休憩後のセッション2では、モデレーターの古井祐司特任助教のもと、日本における「健康経営」の事例報告として、大和証券グループ本社 安藤宣弘氏、東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 高塚志保氏、聖マリアヘルスケアセンター 福井卓子氏より、それぞれの組織における事例が報告された。